パソコンで英字を入力する際に、通常では小文字での入力がデフォルト設定となっています。しかし、ふとした拍子で常に大文字しか入力できない状態になってしまうことがあります。何とか使うことはできますが、違和感があり非常に不便と感じる人も多いと思います。
そんな時は設定を元に戻すことで、簡単に文字の入力設定を修正することが出来ます。常に大文字になった場合の対処方法を、元システムエンジニアが簡単に分かりやすく紹介します。
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キーボードが常に大文字で入力される?その原因とは
実はパソコンのキーボードには英字を入力する際に、標準の機能で「大文字入力」と「小文字入力」を設定することが出来ます。
常に大文字で入力されている場合は、文字の入力設定が切り替わったことにより発生してしまいます。
キーボードが常に大文字で入力される設定とは
キーボードで文字を入力する際に、「CAPSキー」のON/OFFの状態でデフォルト(標準)の入力される文字が決まってきます。
【CAPSキー ロック(ON)の状態】
・入力される文字が常に大文字となります。
・「Shiftキー」との同時押しにより小文字が入力されます。
【CAPSキー 解除(OFF)の状態】
・入力される文字が常に子文字となります。
・「Shiftキー」との同時押しにより大文字が入力されます。
なお、通常ではパソコンを起動した状態ではCAPSキーは解除された状態となっています。
そのため、通常では文字を入力した際には小文字が入力される仕組みとなっています。
キーボードで常に大文字が入力されるCAPSキーのON/OFFの方法について
ここではCAPSキーのロック(ON)とアンロック(OFF)の切り替え方法について紹介します。
【CAPSキーのON/OFF方法1】キーボードの操作による設定
キーボードのキーの入力の組み合わせによってCAPSキーのON/OFFを切り替えることができます。
キーボードでの切り替え方法は以下のとおりです。
・キーボードで「Shiftキー」と「Caps Lockキー」を同時に押下する。
Caps Lockキーはキーボードの「Aキー」の左横に配置されていることが多いため、誤操作により押されやすい位置に配置されています。そのため、キーボードの誤操作により勝手に切り替わってしまうことが一番の原因と考えられます。
【CAPSキーのON/OFF方法2】言語バーの操作による設定
キーボードの操作以外で、言語バーの操作によってもCAPSキーのON/OFFを切り替えることができます。
言語バーでの切り替え方法は以下のとおりです。
・言語バーの「CAPS」ボタンをクリックする。
なお、上記の手順はWindows 7上にて確認しているので、使用しているバージョンが異なる場合はWindowsのバージョンによって置き換えてください。
CAPSキーのON/OFFの確認方法
CAPSキーのON状態の確認方法は以下のとおりになります。
【キーボードでの確認方法】
・ロック(ON)状態:キーボードのCAPSキーのライトが点灯している状態
・アンロック(OFF)状態:キーボードのCAPSキーのライトが消灯している状態
【言語バーでの確認方法】
・ロック(ON)状態:言語バーのCAPSボタンが浮き上がった状態
・アンロック(OFF)状態:言語バーのCAPSボタンが周囲と同じ状態
なお、キーボードについては使用している機種によってことなるため、CAPSキーのライトの位置をマニュアルなどでのご確認をお願いします。
キーボードが常に大文字で入力されることに関するまとめ
キーボードで文字を入力する際に、常に大文字で入力される場合の原因と設定の変更方法を紹介してきました。
再度の紹介になりますが、常に大文字で文字が入力される状態となった場合は、焦らずにCAPSキーのロック状態を確認することをおすすめします。